株式会社グランアザーさまは、大阪・道修町を拠点に、経営顧問や社外No.2としての支援、財務・資金繰りの戦略、事業計画や資金調達の支援を手がける会社です。会社の数字を預ける経営者に、いちばん近い場所で寄り添う仕事をされています。
ご一緒したのは、ブランディングからです。最初の提案でいまの課題と立ち位置を整理し、ロゴを決め、名刺をつくり、その考え方のままWEBサイトまで仕上げました。
- STEP 1立ち位置と言葉の整理
- STEP 2ロゴ・名刺
- STEP 3WEBサイト
最初に、「何を相談できる事務所か」を整理する。
ご相談いただいた当時は「グランアザー経営事務所」として活動されていて、将来の法人化も見据えている時期でした。WEBサイトはあったものの名刺代わりにとどまり、新しい相談にはつながっていません。事業再生や資金繰りの支援で培った強みや、数字と実行のしやすさを大切にする姿勢も、まだ外からは見えにくい状態でした。
このプロジェクトの目的
何をしている経営事務所かが一瞬で伝わり、
「まず相談してみよう」と思えるサイトに。
そこで最初の提案では、経営者が相談相手を選ぶときに何を大切にしているかと、それにグランアザーさまがどう応えられるかを並べて整理しました。
- 判断の確かさ
- 決算書や資金繰りなど、数字と実行のしやすさから逆算して判断を整理できる
- 続けて相談
- 単発で終わらず、顧問・伴走型として経営の意思決定に関わり続ける
- 踏み込み
- 事業計画・資金繰り・返済計画まで、中身に踏み込んで支援できる
- 自社との相性
- 業種や規模を限らず、その会社の事情に合わせて整理し、助言できる
経営者の頭に浮かんでほしい姿
数字と現実を前提に、
経営者の判断を長く支える経営事務所
サービスや肩書きを並べるのではなく、「なぜこの事務所に相談すべきか」が伝わるサイトにすることを、制作のコンセプトにした
あわせて、サイトの言葉の方向性もいくつか提案しています。経営の数字にも、経営者の気持ちにも寄り添う言葉を探しました。

こうして決めた立ち位置が、このあとのロゴ、名刺、WEBサイトすべての土台になっています。
4つの案から、「伴走する姿」を選ぶ。
ヒアリングをもとに、ロゴは4つの方向で提案しました。どの案も、社名の頭文字のGとOをモチーフにしています。
- 01案
- GとOが重なり合う形で、クライアントとともに価値をつくっていくパートナーシップを表した案
- 02案
- 上に並ぶ2本の線で、クライアントと並んで歩く姿を表した案。全体は上へ伸びていく構成
- 03案
- 立方体をもとに、見えない経営課題を整理して形にしていく姿勢を表した案
- 04案
- 正方形のフォルムで、どんな媒体でもひと目でわかるアイコンとして使える案

選ばれたのは02案でした。上に並ぶ2本の同じ線は、並んで歩く2人の足のようにも見えます。単なる支援者ではなく、同じ目線で一緒に歩む「社外No.2」であること。グランアザーさまがいちばん大切にしている姿勢が、そのまま形になっている案です。

02案の線を、04案の正方形にまとめる。
2回目の提案では、02案をもとに、04案の正方形のフォルムへ調整しました。正方形にすることで、名刺やWEBサイトのアイコンなど、小さく使う場面でもひと目でわかるロゴになります。

ロゴにこめたこと
同じ目線で、
ともに歩む
2本の線は並んで歩く姿、上へ伸びる構成は企業の成長、正方形のフォルムは経営の土台の強さを表している
信頼の紺を、名刺にもWEBにも。
コーポレートカラーには、信頼感と誠実さを感じさせる、深みのあるネイビーを選びました。落ち着きと知性を感じる色は、会社の数字を預ける経営者に安心感を与えます。
名刺は、表に大きくシンボルを敷き、裏は紺一色にロゴだけを置いたシンプルなつくりです。肩書きの「社外No.2」も、ロゴと同じ考え方で伝わるようにしています。

WEBサイトも、同じ紺とシンボルでまとめました。キャッチは提案を重ねて「経営判断に、もうひとつのコンパスを。」に決まりました。ロゴにこめた「ともに歩む」姿勢を、経営者の目線に立った言葉で伝えています。サイトは、ノーコードのWebサイト制作ツール「STUDIO」で構築しました。

お客さまからいただいた言葉
公開後のアンケートで、中村社長から言葉をいただきました。
当社は経営コンサルティング会社で、ホームページに求めていたのは「経営者の方が安心して相談できると感じる信頼感」でした。初回の打合せでその意図をすぐに汲み取っていただき、デザイン・文章・構成等がその一点に向かって整理されていた点に、非常に満足しています。
株式会社グランアザー 代表取締役 中村 彰太さま
室谷様・藤本様ともに、こちらの要望を「できる・できない」で返すのではなく、「その目的ならこういう形が良いのでは」と一段先の提案を返してくださったのが印象的でした。専門用語を分かりやすい言葉に置き換えて説明していただけたので、判断に迷う場面がほとんどありませんでした。全体を通して安心してお任せできました。
株式会社グランアザー 代表取締役 中村 彰太さま
当社は大阪を中心に、中小企業の経営者の方々の顧問として、資金計画や次の投資判断のご相談を受けています。その中で「ホームページを作り直したい」「採用や集客のためにWebを整えたい」というお話は頻繁に出てくるのですが、経営者の意図を汲んで形にしてくれる制作会社を、自信を持ってご紹介できる先が限られていました。今回ご一緒して、御社ならお任せできると感じています。
株式会社グランアザー 代表取締役 中村 彰太さま
あわせて、経営者向けの小規模なセミナーを一緒に開けないか、というご提案もいただきました。前半でグランアザーさまが「Webへの投資をいつ・どの順番で利益に変えるか」という経営側の考え方を、後半で私たちが「では実際にどうつくるか」を事例とともにお話しする形です。ロゴとサイトづくりから始まったご縁が、経営者を支える仲間としてのつながりに広がろうとしています。
この事例から言えること
コンサルティングのように形のないサービスほど、「どんな姿勢で向き合ってくれる会社か」が選ばれる理由になります。その姿勢を最初にロゴという形にしておくと、名刺もWEBサイトも、同じ考え方で迷わずつくれます。
ロゴから始めて、名刺、WEBへ。順番にひとつずつ広げていくことで、どこで出会っても同じ印象が届くブランドになっていきます。