BtoBビジネスにおいて、ホームページは単なる会社案内ではなく、商談・受注につながる「営業基盤」です。検索で見つかり、信頼を伝え、見込み顧客の検討を進め、最終的に問い合わせを生み出す機能を担います。
一方でBtoBの購買行動は複数の関係者が長期にわたって検討するため、BtoC向けと同じ設計では成果が出にくいのも事実です。「リニューアルしたのに問い合わせが増えない」と感じている企業も少なくありません。
この記事では、BtoBホームページ制作で押さえるべき必須コンテンツ、費用相場、制作会社の選び方、失敗回避策、公開後の運用までを2026年の最新動向とあわせて整理します。製造業を中心としたBtoB企業の制作実例も紹介します。
BtoBホームページ制作とは|BtoCとの違いと2026年の役割

BtoB(Business to Business)ホームページは、法人顧客との取引を前提に設計されるサイトです。コンシューマー向けのECサイトや店舗集客サイトとは、訪問者の属性・検討プロセス・評価軸・求められる役割が大きく異なります。
BtoBホームページに求められる4つの役割
BtoBサイトは検討フェーズの異なる複数の訪問者に対応する必要があります。代表的な役割は4点です。
- 見込み顧客の獲得:検索や広告から流入した潜在層に対し、資料請求・問い合わせなどの行動を促す入口になる役割
- 信頼の証明:会社の歴史、技術力、実績、お客様の声などを通じ、取引候補として安心できる相手かを判断してもらう役割
- 購買検討の後押し:比較検討に入っている層に対し、導入事例や仕様情報、料金感を提示し、社内稟議を通しやすくする役割
- 採用・ブランディング:求職者や業界関係者に対し、企業姿勢や働く人の声を伝え、認知と好感度を高める役割
一つのサイトで全てを完璧に果たす必要はありませんが、自社の課題に合わせてどの役割を主軸に置くかを定めることが設計の出発点になります。
BtoCサイトとの設計思想の違い
BtoBサイトの設計が難しいのは、BtoCサイトとは前提が異なるためです。代表的な違いは以下のとおりです。
- 検討期間が長い:BtoBの購買検討は数週間〜数ヶ月、案件によっては半年以上に及ぶ。一度の訪問でCVするBtoCと違い、複数回の接触を前提とした設計が必要
- 意思決定に複数の関係者が関わる:現場担当者・部門責任者・経営層・経理など、立場の違う複数の人がサイトを見る。それぞれの関心事に応える情報が要る
- 評価軸が「価格」だけではない:技術力、対応力、品質、納期、サポート体制など、定性的な評価項目が多くなる。スペックだけでは差がつかない
- 購買単価が高く失敗が許されない:誤った発注は社内の信用問題になる。安心して選べる材料がそろっているかが選定の要になる
これらの違いを踏まえると、BtoBサイトでは「商品を魅力的に見せる」だけでなく、「会社として信頼に足るか」「自分の課題に合うか」「社内で説明できる材料がそろうか」を訪問者が自力で確認できる状態づくりが重要です。
2026年のBtoBマーケトレンドが示す「決裁者にどう届けるか」
ProFuture株式会社が2026年2月にマクロミルと共同で実施した「2026年度BtoBマーケティング予算・施策に関する実態調査」(有効回答数103・調査期間2026年2月3〜4日)によると、BtoBマーケティング予算は8割以上の企業が「維持・拡大」と回答する一方、9割が「決裁権を持つキーマンへのアプローチ」に課題を感じています。詳細はProFutureの調査発表で公開されています。
リードの数を集めるだけでは商談・受注につながりにくくなり、誰に・どう届くかが問われる段階に入ったといえます。
この変化はBtoBホームページの設計にも影響します。クリックを集める発想から、検索や指名で訪れた質の高い見込み顧客が検討段階に合わせて必要な情報を取得できるサイトをつくる発想へ。訪問者の「役職・関心・検討段階」を意識した情報設計がBtoBサイトの肝になります。
成果につながるBtoBホームページの必須コンテンツ

BtoBホームページが受注や問い合わせを生むには、訪問者の検討段階に応じたコンテンツを過不足なくそろえる必要があります。次の4カテゴリで整理します。BtoB特有のコンテンツ設計については、BtoB企業様にオススメ!ホームページの効果をUPするコンテンツとは?もあわせてご覧ください。
信頼・専門性を伝える「会社・サービス」コンテンツ
BtoB取引では新規取引先の選定で「この会社に任せて大丈夫か」を判断する情報が最初に求められます。
1. 会社情報・代表メッセージ
会社の設立年、資本金、従業員数、所在地、沿革などの基本情報に加え、代表者の経歴やメッセージ、企業理念を掲載します。「どんな思想で経営している会社か」を伝えることで、価格や仕様の比較に入る前の段階で候補に入れてよい会社かを判断できる状態にします。
2. サービス・製品の詳細解説
自社の提供価値を、機能・スペックだけでなく「どんな顧客のどんな課題を、どう解決するか」まで掘り下げて記述します。曖昧な抽象表現ではなく、具体的な対応範囲・対応条件・想定ユーザーまで明示することが検討の精度を上げるカギです。
3. 技術力・実績の可視化
特許・認証・取得資格、保有設備、対応可能な加工・サービスの範囲などを写真や図解を交えて見せます。製造業であれば商流の中での立ち位置を図示するのも有効で、「何ができる会社なのか」を素早く把握できる構造になります。技術ブログや製品仕様ページは指名検索や技術キーワード検索の入口となり、SEOの観点でも価値の高い資産です。写真や動画でどう差をつけるかは、写真・動画で差がつくコーポレートサイトでも詳しく整理しています。
購買検討を進める「事例・声」コンテンツ
信頼の証明として最も強力なのは第三者の声です。自社が語る「私たちは優れています」より、「こういう成果が出た」「こういう理由で選んだ」という顧客の声が、検討段階の見込み顧客の背中を押します。
1. 導入事例・制作事例
業種・規模・課題・選定理由・導入プロセス・成果までを構造化して紹介する事例コンテンツは、BtoBサイトで特に閲覧される領域です。実名・写真・数値成果を入れることで説得力が増します。業種別・課題別・サービス別など複数の切り口で分類しておくと、検討中の見込み顧客が自社と近い事例を見つけやすくなります。
2. お客様の声・テスティモニアル
導入企業の担当者へのインタビュー形式で「なぜ選んだか」「どんな課題が解決したか」「率直なところどうだったか」を語ってもらいます。事例が「何をしたか」を伝え、お客様の声は「なぜ良かったか」を補完することで論理と感情の両面から信頼を伝えられます。事例・お客様の声を信頼獲得につなげる設計は、コーポレートサイトで実績・お客様の声ページを活用した信頼獲得法でも詳しく解説しています。
見込み顧客の段階を進める「お役立ち」コンテンツ
検討初期の潜在層にはいきなり問い合わせを求めず、有益な情報を提供しながら関心を高める段階的なアプローチが有効です。
1. お役立ち資料・ホワイトペーパー
業界トレンドの調査レポート、課題解決ノウハウ、選び方ガイド、診断シートなどダウンロード形式で提供する資料です。フォームを通じて社名・連絡先を取得することで検討初期の潜在顧客もリードとして可視化でき、温度感の低い段階の見込み顧客も取り逃しません。
2. 技術コラム・ノウハウ記事
検索流入の入口となるオウンドメディア型のコンテンツです。ターゲットが日常的に検索するキーワードに対し、課題解決の知見を提供する記事を積み上げることで検索エンジン経由の認知獲得につながります。検討初期に「役に立つ情報を発信している会社」と認知されると、指名検討の段階で効果を生みます。
3. FAQ・よくあるご質問
料金、納期、対応範囲、契約条件など問い合わせ前に確認したい情報をまとめます。問い合わせ件数の削減と、検索エンジン経由のロングテール流入の両方に貢献します。営業現場でよく受ける質問を反映することで訪問者の不安を解消する設計になります。
商談につなげる「行動導線」コンテンツ
コンテンツで信頼を積み上げても、最後に行動できる導線がなければ商談につながりません。検討段階に応じた複数の行動導線を用意します。
1. 問い合わせフォーム・無料相談
検討が進んだ層向けの最終的なCV地点です。フォーム項目は最小限にとどめつつ、商談の質を上げる必要情報(業種、検討内容、希望時期など)はバランスを取って設計します。電話番号やメールアドレスも併記し訪問者が好む手段を選べるようにすると完了率が上がります。
2. 資料請求・ダウンロード
「まだ問い合わせる段階ではないが、もう少し情報がほしい」段階の見込み顧客向けに、お役立ち資料のダウンロード導線を用意します。問い合わせ一本に絞らず検討段階別に複数のCV地点を持つことで取りこぼしを減らせます。OKデザインの製造業向けサイトでも、資料請求ページを通じて検討初期から接点をつくれる設計にしています。
BtoBホームページ制作の費用相場と内訳

BtoBホームページ制作の費用は、サイト規模・コンテンツ量・制作会社のタイプで大きく異なります。規模別の目安と費用構造を整理します。
規模別の費用相場
一般的な傾向としてBtoBコーポレートサイトの制作費用は次のレンジに収まることが多くあります。業者種別ごとの違いははじめてのホームページ制作!費用相場ってナンボ?で詳しく解説しています。
- 小規模(5〜10ページ程度):80万円〜200万円|会社案内・サービス紹介・問い合わせを中心としたミニマム構成
- 中規模(10〜20ページ程度):200万円〜400万円|事例ページ・お役立ち資料・ブログを含む本格的なリード獲得サイト
- 大規模(20ページ以上+システム要件):400万円〜800万円以上|会員サイト、製品データベース、多言語対応など特殊機能を含む
ただし金額は目安で、戦略設計・コピーライティング・撮影の有無、CMSの種類、SEO初期設計の深さで変動します。安価な見積りに飛びつくのではなく内訳の透明性を確認することが重要です。
費用の内訳(戦略・デザイン・コンテンツ・運用)
BtoBサイト制作の費用はおおよそ次の要素で構成されます。
- 戦略・要件定義:事業理解・競合分析・ターゲット設計・サイト構造設計・キーワード設計などサイトの骨格を決める工程
- デザイン:トップページ・各下層ページのデザイン制作。ブランドイメージや訴求軸を視覚化する工程
- コーディング・実装:デザインをHTML/CSS/JavaScriptで構築しCMS(WordPressなど)に組み込む工程
- コンテンツ制作:原稿執筆・写真撮影・動画制作・図解/イラスト制作など中身をつくる工程
- ドメイン・サーバー設定、公開対応:技術的な準備と公開作業
- 公開後の保守・更新・改善:継続的な運用にかかる月額または都度費用
見落とされやすいのが「コンテンツ制作」と「公開後の運用」です。原稿が用意できない・写真素材が古い・公開後に誰も更新できないといった事態が起きると本来の効果が出ません。制作会社の対応範囲を確認するうえでこの2項目は特に重要なチェックポイントです。
費用を左右する4つの要素
同じ「BtoBコーポレートサイト」でも見積金額が大きく変わる要素は次の4つに集約されます。
- ①戦略フェーズの深さ:事業理解・競合分析・ターゲット設計を含むか。含む場合は20〜80万円程度上乗せされるが、サイトの方向性が定まり手戻りしにくくなる
- ②コンテンツ制作の範囲:原稿執筆、写真撮影、動画制作を制作会社が担うか自社で用意するか。撮影や動画制作を含めると30〜100万円程度上乗せされる
- ③オリジナルデザインかテンプレートか:完全オリジナルデザインの場合、テンプレート利用と比べ50〜150万円程度高くなる傾向がある
- ④機能要件:会員サイト、多言語、製品データベース、予約・見積システム、外部システム連携などの機能を含めると開発費が積み上がる
製造業向けの料金感や条件は製造業向けの料金ページで実例ベースの目安を確認できます。
BtoBに強いホームページ制作会社の選び方7視点

BtoBホームページ制作を依頼する会社を選ぶとき、価格や規模だけでなく自社のビジネスモデルに合った提案ができるかを見極めることが大切です。選定時の7つのチェック視点を紹介します。
①BtoB特有の購買行動を理解しているか
BtoCサイトの制作実績は豊富でも、BtoBの長い検討プロセスや複数の意思決定者を意識した設計経験が乏しい制作会社もあります。打ち合わせ初期段階で自社の購買決定プロセスを聞いてくれるか、複数の関係者を想定した情報設計の提案があるかを確認するとよいでしょう。
②「らしさ」の言語化ができるか
BtoB市場では機能・スペックだけで競合と差別化するのが年々難しくなっています。「自社にしかない強み」「自社らしさ」を、訪問者に伝わる言葉とビジュアルに翻訳できる会社かどうかが、選ばれるサイトの分岐点になります。ヒアリングでどれだけ深く事業や歴史、価値観を聞いてくるかが判断材料です。
③戦略から実装まで一気通貫で対応できるか
戦略コンサルだけ、デザインだけ、コーディングだけと分業化された体制で進めると、上流の意図が下流に伝わらず「方向性は良かったのにサイトが薄まる」事態が起きやすくなります。戦略・コンセプト・デザイン・コンテンツ・実装・運用までを一社、または密に連携するチームで進められるかは、最終的なアウトプットの質を左右します。要件に応じて「戦略を描く人・言葉を紡ぐ人・形にする人」を最適なチーム編成として組める体制かどうかも、成果に直結する確認ポイントです。
④コンテンツ制作(取材・撮影・原稿)の力があるか
BtoBサイトの成果はデザインの美しさよりコンテンツの説得力で決まります。にもかかわらず、原稿・写真・動画を自社で用意できず制作が止まる企業は珍しくありません。取材・原稿執筆・撮影・動画制作を制作会社側で対応できるかは、サイトの完成度と公開時期に直結します。
⑤SEO・広告など公開後施策まで対応できるか
BtoBサイトは「公開して終わり」では成果が出ません。検索流入を増やすSEO対策、短期で見込み顧客を集めるWEB広告、コンテンツマーケティングの継続まで提案できる会社のほうが投資対効果は高くなります。少なくとも「公開後にどう成果を伸ばすか」の計画を制作と一体で議論できる体制かを確認してください。
⑥制作実績・事例の質と量
BtoBサイトの制作実績、特に自社と業種・規模が近い事例があるかを確認します。事例ページが「どのような課題を、どう解決したか」まで踏み込んでいるかも、その会社の設計力を見る材料です。OKデザインの製造業を中心としたBtoB企業の実例は製造業向けの制作実績ページで公開しています。
⑦公開後の運用・改善体制
更新作業、解析データの確認、改善提案を継続できる体制かを確認します。納品後にアンケートや面談で効果検証を行う仕組みや改善提案を定期的に出す体制を持つ会社は、長期パートナーとして信頼できます。月額の保守料金体系が透明であることも、後々のトラブル防止につながります。
BtoBホームページ制作の相談先選びでお悩みなら、OKデザインへ
OKデザイン(株式会社ええやん)は、累計取引社数350社以上・プロジェクト400件以上の実績を持つホームページ制作会社です。製造業をはじめBtoB企業の戦略設計から、コピー・写真・動画などのコンテンツ制作、SEO・広告などの公開後施策までを一気通貫で伴走します。事業理解を出発点に「らしさ」を言語化する独自の「ええやんメソッド」で、競合と差がつくサイトを設計します。
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BtoBホームページ制作で失敗する5つのパターンと回避策

BtoBサイト制作の失敗は、技術的なミスよりも設計思想のズレから生まれることが多くあります。代表的な5パターンと回避策を整理します。
パターン1:見た目重視で「伝わる中身」が欠ける
デザイン提案を受けたときに見た目の印象だけで判断し、コンテンツの質や情報設計を軽視するパターンです。完成したサイトはきれいでも、訪問者が必要な情報にたどり着けず問い合わせにつながりません。
回避策:制作のスタート段階で「誰に・何を・どう伝えるか」を言語化し、デザインを表現手段と位置づけます。評価軸を「かっこいいか」ではなく「伝わるか」「次の行動を促せるか」に置き換えます。
パターン2:「自社が言いたいこと」と「相手が知りたいこと」のズレ
社内会議で出てきた要望を全て盛り込んだ結果、自社目線の情報ばかりが並び訪問者の関心から外れているサイトになるパターンです。「うちの社史を最初に見せたい」「賞をたくさん載せたい」といった発想が積み重なると、購買検討者が知りたい「何ができるか」「いくらか」「どう違うか」が埋もれてしまいます。
回避策:訪問者ペルソナを明確にし、知りたい順番に情報を再配置します。社内合意の場では「自社目線か訪問者目線か」を毎回確認します。
パターン3:問い合わせ一本化でリードを取りこぼす
CV地点を「問い合わせフォーム」だけに絞ると、検討初期で「まだ問い合わせるほどではない」見込み顧客を取り逃がします。BtoB購買は数ヶ月単位の検討期間があるため、温度感が低い層と接点を持てる仕組みが重要です。
回避策:問い合わせ、資料請求、ダウンロード、メルマガ登録、無料相談、見積り依頼など、検討段階に応じた複数のCV地点を設けます。
パターン4:公開後の運用が止まる
公開時点をゴールとして捉えてしまい、運用フェーズに入った瞬間に更新が止まるパターンです。BtoBサイトは「最新の事例があるか」「お知らせが更新されているか」が信頼の指標として見られるため、放置されたサイトは逆に不安を与えます。
回避策:制作段階で「公開後の更新計画」を必ず作成します。誰が、どの頻度で、何を更新するかを決めておくことで運用が継続します。社内リソースで難しい場合は制作会社に運用代行を含めて依頼するのも選択肢です。
パターン5:成果計測の仕組みがない
「サイトをつくったが効果が出ているのか分からない」状態は、改善のしようがありません。アクセス数、CV数、流入経路、ユーザーの行動などをデータで把握できない状態ではサイトを資産として育てることができません。
回避策:Google Analytics、Search Console、ヒートマップツールなどを公開時点で導入しKPIを月次で確認する仕組みを設けます。
BtoBホームページの「差別化」をどう設計するか

BtoBサイトをつくる目的の一つは競合との差別化です。しかし機能やスペックの比較だけで勝つのは難しい時代になりました。差別化の設計を3つの視点から整理します。
機能・スペックでは差がつかない時代
多くのBtoB市場では、製品・サービスのスペック差が縮まっています。価格、品質、納期、対応範囲のいずれも、ある程度の水準を満たす競合が複数存在し、スペック比較表だけでは「どれも似たり寄ったり」と判断されて価格競争に巻き込まれます。
こうした市場では、サイトの差別化軸を「機能」から「らしさ」「思想」「相性」に移すことが、選ばれる理由を生む第一歩です。
「らしさ」を起点に独自ポジションを描く
「らしさ」とは、その会社にしかない経営姿勢、技術への向き合い方、顧客との関係の築き方、社内の空気感などを指します。これらは抽象的に語ると伝わりませんが、エピソード・事例・写真・代表メッセージなどを通じて表現することで、訪問者に「この会社は自分たちと合いそうだ」と感じてもらえます。
OKデザインでは、事業・ブランド・顧客心理を整理して独自性を構築する「ええやんメソッド」を通じ、企業の「らしさ」を言葉とデザインに落とし込みます。自社では当たり前すぎて気づいていなかった強みを引き出し、サイトの中核メッセージに据えます。
「つくる・かたちにする・届ける」の3軸で価値を伝える
製造業を中心としたBtoBサイトの設計には、3つの軸があります。
- つくる:訪問者に伝えるべき「中身」――技術への向き合い方、選ばれる理由、現場の判断軸――を言語化する工程
- かたちにする:言語化した中身を、写真・動画・図解・コピー・デザインとしてサイト上に組み立てる工程
- 届ける:SEO・広告・コンテンツマーケティングなどを通じて、必要としている見込み顧客に届ける工程
OKデザインはこの3軸を、戦略を「企てる」、サイトを「つくる」、見込み顧客に「広げる」という一連の流れで一気通貫に伴走します。どこか1つが欠けても成果にはつながらないため、3軸を矛盾なく接続できる体制かどうかが、制作パートナー選びの隠れた決め手になります。
商流の中での立ち位置を可視化する
特に製造業を含むBtoB企業では、自社が「どの商流の、どの位置で、誰のために何をしているのか」を明確にすることが差別化の起点になります。原材料メーカーから最終製品に至る長いバトンリレーの中で、自社が誰を支え、どんな価値を渡しているのかを図解で示すと、訪問者は「この会社に何を頼めるのか」を一目で理解できます。
商流の可視化は、競合との位置取りも明確にします。「同業他社と並べたとき自社がどこで差をつけているのか」を訪問者が判断しやすくなり、安易な比較で流出するリスクを減らせます。
公開後に成果を伸ばす運用・改善のポイント

BtoBホームページの本当の勝負は公開後に始まります。検索流入を増やし、見込み顧客の関心を高め、データに基づき改善を回し続けることでサイトは資産として育ちます。SEO・広告・コンテンツマーケティングを統合的に進める考え方は製造業のBtoBマーケティング支援サービスもご覧ください。
SEO・コンテンツマーケティングの継続
検索エンジン経由の流入は広告費に依存しない持続的なリード獲得源です。BtoB領域のSEOは、業界用語や技術キーワードと検索意図を組み合わせた設計が重要で、技術コラム・事例・FAQ記事を継続的に積み上げることで効果が出ます。OKデザインの製造業のSEO対策サービスでも公開している前川化学工業様の事例では、毎月1本の技術コラム継続投稿で月間流入が約500から2,000へと約4倍に増加し、図面ベースの問い合わせなど質の高いリードが発生しています。
WEB広告・リスティングの活用
検索広告(リスティング広告)やディスプレイ広告、SNS広告は、短期的にリードを集めるうえで有効です。ただしProFutureの2026年調査では「展示会」「リスティング広告」「ディスプレイ広告」のROIに課題を感じる回答が多く、リード数だけでなく質を高める設計が問われています。広告とランディングページ、フォーム設計を一体で改善することでCPAを抑えつつ商談化率を上げられます。製造業向け広告運用の詳細はWEB広告運用代行サービスページをご覧ください。
データに基づく改善PDCA
公開後はGoogle Analytics、Search Console、ヒートマップなどの解析データを月次で確認し、訪問者の行動を可視化します。「どのページから入って」「どこで離脱し」「どのCV地点が機能していないか」を把握することで改善の優先順位が明確になります。
BtoBサイトの改善は、一度に大きく変えるよりも小さな仮説検証を積み重ねるほうが成果につながります。半年・1年単位で振り返り、効果が出た施策を残し出なかった施策は見直す。この継続がサイトを「育てていける資産」に変えていきます。
BtoBホームページ制作の実例|OKデザインの制作事例
OKデザインが手がけたBtoB企業のホームページ制作実例を紹介します。いずれも製造業を中心としたBtoB企業で、「らしさ」を起点にした設計で成果を上げています。製造業特有のサイト設計のポイントは、製造業のホームページ制作で成功するためのポイントとコツでも整理していますので、あわせてご覧ください。
株式会社共立産業様|鉄と共に立脚し未来を支えるコーポレートサイト

鉄鋼・金属関連の製造業を営む共立産業様のコーポレートサイトリニューアル事例です。長年培った技術力と取引実績を、訪問者が直感的に理解できる構造に再設計しました。歴史と技術力を持つBtoB企業が「らしさ」を再定義してサイトに落とし込んだ参考例として、コーポレートサイトリニューアルを検討する企業にお勧めしたい事例です。詳細は共立産業様の制作事例で公開しています。
株式会社伊藤工業様|動きとリアルで伝える建築金物メーカー

建築金物の製造を担う伊藤工業様の事例です。動画と写真を駆使して技術力と現場のリアルさを訪問者に伝わるかたちに変換しました。テキストだけでは伝えきれない場面で動画・撮影が威力を発揮した例で、動画活用や現場の魅せ方を検討している製造業BtoB企業に参考になる事例です。詳細は伊藤工業様の制作事例をご覧ください。
株式会社ケイツー様|「なんとかする」プリント基板の製造会社

プリント基板の製造を手がけるケイツー様では技術力と人柄の両面を伝えることを重視しました。「なんとかする」という同社らしいキャッチコピーで、技術への向き合い方と顧客との関係性の濃さを表現しています。技術スペックの差別化が難しい領域で「人柄」「対応姿勢」を打ち出したい製造業BtoB企業に参考になる事例です。詳細はケイツー様の制作事例をご覧ください。
三浦金属株式会社様|We are / the brand

金属リサイクル製造業の三浦金属様では、「三浦ブランドなら安心だ」と言われる信頼感ある企業イメージを軸に設計しました。動画と写真を多用し、信頼感とかっこよさの両立を実現した事例で、BtoB領域でブランドイメージを高めて指名検討を増やしたい企業の参考になります。詳細は三浦金属様の制作事例をご覧ください。
BtoBホームページ制作のよくあるご質問
Q1. 制作期間はどれくらいかかりますか?
- 規模やコンテンツ量にもよりますが、10〜15ページ程度のコーポレートサイトでおよそ3〜5ヶ月が目安です。戦略設計から入る場合や撮影・動画制作を含む場合は、さらに1〜2ヶ月追加で見ておくと安心です。
Q2. 原稿は自社で用意する必要がありますか?
- 自社用意・制作会社にお任せの両方とも対応可能です。BtoBサイトでは内容の専門性が高く、自社用意では時間がかかったり、訴求のポイントを外したりすることがあります。OKデザインでは、取材・ヒアリングをもとにした原稿執筆まで対応していますので、原稿が用意できないことで制作が止まる事態を防げます。
Q3. 既存ドメインや既存サイトの引き継ぎは可能ですか?
- 基本的に可能です。ドメイン・サーバーの引き継ぎ、既存サイトのSEO評価を引き継ぐためのリダイレクト設計、既存コンテンツの整理・再活用までを含めて対応します。リニューアル前後の検索順位を下げないための技術的な引き継ぎプランも初期から議論します。
Q4. 製造業以外のBtoB企業でも依頼できますか?
- 可能です。OKデザインは製造業を中心としたBtoB企業の支援実績が多く、製造業向けの専用サイト(ok-design.co.jp/manufacture/)を運営していますが、サービス業・卸売業・建設業・士業など多様なBtoB業種で制作実績があります。業種特有の購買行動や評価軸をヒアリングしたうえで設計します。
Q5. 遠方の企業でも対応してもらえますか?対面打ち合わせは可能ですか?
- 全国対応しています。普段はWeb会議を中心としつつ、関西エリアでは対面提案を積極的に行い、遠方でも必要に応じて訪問することが可能です。BtoBサイト制作では事業の核となる情報を引き出す必要があるため、対面・オンラインを組み合わせた密度の高いヒアリング体制を大切にしています。
Q6. 公開後の運用・改善はどこまで対応してもらえますか?
A. 更新作業の代行、月次のアクセス解析と改善提案、SEO対策、WEB広告運用、新規コンテンツの企画・制作までを継続的にサポートします。納品後にアンケートや面談で効果検証を行い、半年・1年単位で改善提案を出す体制です。料金やサービス範囲は料金ページ、よくあるご質問はFAQページをご覧ください。
まとめ|「伝わる中身を、つくる。かたちにする。届ける。」
BtoBホームページは、見た目を整えるだけでは成果が出ません。誰に何をどう届けるかを設計し、信頼を積み上げるコンテンツをそろえ、検討段階に応じた行動導線を用意し、公開後も継続して育てる。この一連を矛盾なく組み立てたサイトだけが、営業基盤として機能します。
2026年のBtoBマーケティングでは、リード数を集めるよりも質の高い見込み顧客と接点を持つことが重視され、サイトの役割も「流入を増やす場所」から「検討段階に合う情報が見つかる場所」へと変わりつつあります。
OKデザインは、累計取引社数350社以上・プロジェクト400件以上の実績を背景に、製造業を中心としたBtoB企業のホームページ制作・SEO・WEB広告・コンテンツマーケティングを一気通貫で支援しています。「伝わる中身を、つくる。かたちにする。届ける。」を信条に、「らしさ」を起点とした設計でサイトを資産化するお手伝いをします。
BtoBホームページ制作・リニューアルのご相談は、OKデザインへ
「自社の強みをどう打ち出せばいいか分からない」
「リニューアルしても問い合わせが増えない」
「公開後の運用まで任せたい」
――そのような課題をお持ちでしたら、お気軽にご相談ください。
「ええやんメソッド」と一気通貫の制作体制で成果につながる
BtoBホームページを設計します。