製造業のブランディング完全ガイド|価値を伝え選ばれる会社へ

「いい技術を持っているはずなのに、価格でしか比較されない」「OEMの下請けから抜け出したい」「若手が採用できない」──。製造業の経営者が抱えるこうした悩みは、多くの場合「技術力の問題」ではなく、技術はあってもその価値が顧客や求職者に伝わっていない「ブランディング」の問題です。

経済産業省「2025年版ものづくり白書」が示すとおり、製造業はいま人手不足・DX・脱炭素などの複合的な課題に直面しています。価格と納期だけで競い続ける構造から抜け出すことは、これからの製造業にとってもはや選択肢ではなく、必須の経営テーマです。

本記事では、製造業ブランディングの基本から、進め方・費用感・成功事例・依頼先の選び方までを一気通貫で解説します。

 

製造業を取り巻く環境とブランディングの必要性


 

 

まず、なぜいま製造業にブランディングが必要なのかを、業界全体の構造変化から確認します。「うちは取引先も決まっているし、関係ない」と考える経営者ほど、この前提を見直す価値があります。

「2025年版ものづくり白書」が示す製造業の現状

経済産業省「2025年版ものづくり白書」によると、製造業の就業者数は2024年に1,046万人となり、2023年の1,055万人から減少しました。さらに中小企業の従業員数過不足DI(不足側がマイナス)は、製造業で2024年にマイナス18.2となり、コロナ禍前の2019年と同水準まで人手不足が深刻化しています。出典は経済産業省・厚生労働省・文部科学省「2025年版ものづくり白書」(令和7年5月公表)、取得日2026年5月11日です。

同白書はまた、製造業が直面する大局的な課題として、GX(脱炭素)、経済安全保障、DX(デジタル変革)の3点と、現場の課題として人手不足の深刻化を挙げています。これらに同時に取り組まなければならない経営環境は、もはや「いいモノをつくっていれば選ばれる」時代ではないことを示しています。

価格・スペック競争から抜け出すために必要なもの

各業界の製造技術は標準化が進み、「壊れにくい」「精度が高い」といった機能差を出すことが難しくなりました。図面上の精度が同じであれば、顧客から見ると「どこに頼んでも同じ」に映ってしまいます。そのため、QCD(品質・コスト・納期)だけで勝負を続けると、自然に価格競争へ巻き込まれていきます。

ここで効いてくるのが「ブランド」という非機能的な選ばれ方です。「短納期ならあの会社」「精密加工といえばあの会社」と顧客が真っ先に思い出す状態を意図的に作る取り組みが、製造業のブランディングです。

BtoB購買のデジタル化と「営業の前」で起きていること

BtoB領域では、購買担当者が営業に会う前に多くの情報収集をWebで完結させる傾向が強まっています。展示会・紹介・電話だけに頼っていた営業のスタイルでは、検討の土俵にすら上がれないケースが増えています。

つまり、購買担当者が検索したとき・Webサイトを訪れたときに、「何屋か」「誰のためのどんな価値を持つ会社か」が一瞬で伝わる状態をつくることが、ブランディングの実務上の中核になります。これは見た目の話ではなく、自社が商流のどこに立っていて、誰の課題を解決しているかを「見えるかたち」にする作業です。

 

製造業ブランディングとは何か|定義と3つのタイプ


「ブランディング」という言葉は曖昧に使われがちです。先に基本的な定義と、製造業特有の3つのタイプを押さえておくことで、自社が取り組むべき範囲が見えてきます。

ブランディングは「見た目を整えること」ではない

経済産業省 中小企業庁「ミラサポPlus」の事例ナビでは、ブランディングを「選ばれる仕組みをつくること」と表現しています。ロゴ・パッケージ・Webサイトといった「見た目」を変えるのは結果であって目的ではありません。自社の強み・他社との違いを「ブランドコンセプト」として明確にし、社内外に一貫して発信し続けることがブランディングの本質です。

実際、ロゴだけを刷新しても期待した効果が出ず、後から自社分析とコンセプト設計に立ち戻る企業は少なくありません。順番は「中身を整える」が先で、「見た目に落とし込む」が後です。

マーケティングとの違いを押さえる

ブランディングとマーケティングはよく混同されますが、役割が異なります。マーケティングは「限られた資源のなかで、目的達成の確率を上げる考え方」であり、その確率を上げる土台として「ブランド力」が必要です。つまりブランディングはマーケティングの効果を底上げする活動と位置づけられます。

ブランディングそのものの基本概念を平易に解説した記事もあわせて参考にしてください。詳しくはブランディングとは?を超簡単に解説!をご覧ください。

製造業に特有な3つのブランディング

製造業のブランディングは、対象によって大きく3タイプに分けて考えると分かりやすくなります。多くの企業は3つすべてを完全に分けるのではなく、自社の事業構造に応じて重心を置きます。

1. コーポレートブランディング(企業ブランディング)

会社そのものへの信頼・好意を高める取り組みです。経営理念・MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)・社風・歴史・働く人の姿勢など、企業の人格にあたる部分を言語化し、Webサイトや会社案内、採用などのタッチポイントに一貫して反映していきます。OEM中心の会社が自社ブランドを立ち上げるとき、後継者問題で世代交代を控えているとき、採用力を上げたいときに特に効きます。

2. 技術ブランディング

自社が保有する固有の技術や工程上の強みをブランドとして可視化する取り組みです。精密加工・小ロット対応・特殊素材・短納期対応・産学連携・特許など、顧客にとって見えにくい技術力を「○○といえばこの会社」と想起される状態に変えていきます。技術ブランディングは新規顧客の獲得と、既存顧客のロイヤリティ向上の両方に作用します。

3. 製品・サービスブランディング

自社製品やサービスそのものに、ストーリーや独自の価値観を乗せて発信する取り組みです。BtoB部品メーカーが自社プロダクトを立ち上げる、長年の技術を活かして自社ブランド製品を世に出す、といった場面で中核になります。「何を作っているか」ではなく「なぜそれを作るのか・どんな価値を届けたいのか」を伝えるのが製品ブランディングの本質です。

 

製造業がブランディングに取り組む5つのメリット

 


ブランディングは時間と労力を要する活動ですが、売上・採用・組織の3軸に効きます。製造業の文脈で得られる代表的なメリットを5つにまとめます。

1. 価格競争からの脱却と利益率の向上

自社の価値が「価格以外の理由」で選ばれるようになると、値引き合戦に巻き込まれにくくなります。同じ精度・同じ納期であっても、「この会社にお願いしたい」と指名で発注が入る状態になれば、適正な利益を確保しながら継続取引へつながります。

2. 第一想起による新規問い合わせ・引き合いの増加

「短納期ならあの会社」と業界内で想起される状態を作れると、これまで取引のなかった業界・地域からの引き合いも自然に増えていきます。展示会で名刺交換しただけの相手が後日問い合わせをくれる──こうした「営業しなくても商談が生まれる」状態がブランディングの一つの到達点です。

3. 採用力の強化(特に若手・中途)

「2025年版ものづくり白書」が指摘するように、製造業の人手不足は深刻です。求職者は給与・条件だけでなく、「どんな会社か」「何を大切にしているのか」を企業のWebサイトやSNSで見て応募を判断しています。ブランディングが進んだ会社は「ここで働きたい」と感じてもらえる可能性が高まり、応募数・承諾率の両方に好影響を与えます。

4. 社員のモチベーションと組織力の向上

ブランディングは社外向けに見えますが、内側にも効きます。「自社は何のために存在するのか」「自分たちの仕事は誰のどんな課題を解決しているのか」が言語化されると、社員一人ひとりが自分の仕事に意味を見出せるようになります。離職率の低下・部門間の連携強化・後継者世代への理念継承といった効果も生まれます。

5. 取引先・サプライチェーン上での信頼蓄積

BtoBの製造業では、最終発注の前に複数部門・複数階層を巻き込む稟議が動きます。担当者だけでなく、その上司・経営者・購買部門にまで「いい会社らしい」と認識されているかどうかで、稟議の通り方が変わってきます。Webサイト・営業資料・展示会ブース・名刺など、すべての接点でブランドが一貫していることが、長期的な信頼蓄積につながります。

 

製造業のブランディングが進まない3つの落とし穴


一方で、着手しても成果が出ないケースもあります。原因のほとんどは、出発点の前提整理を飛ばしてしまうことにあります。製造業で陥りやすい3つの落とし穴を押さえておきます。

1. QCD(品質・コスト・納期)だけを「強み」と呼んでしまう

「うちの強みは品質と納期です」と多くの製造業が答えますが、QCDは業界水準が均質化しており、それ自体では差別化要因になりにくいのが現実です。「なぜその品質を実現できるのか」「なぜ短納期が可能なのか」という背景にある人・工程・思想まで掘り下げて初めて、独自の強みとして語れるようになります。

2. 商流のどこに立っているかが顧客に伝わっていない

「素材を加工して中間部品を作っているのか」「最終製品まで一貫生産しているのか」「設計から関わっているのか」──製造業の商流は多層的で、自社の立ち位置を社外の人間が一読で理解できる状態にしておく必要があります。Webサイトを見ても「結局この会社は何屋なのか」が伝わらないケースは非常に多く、ここを整理しないままビジュアルを刷新しても効果は限定的です。

3. ターゲットが定まらないまま発信している

製造業のWebサイトには、購買担当者・設計技術者・経営者・求職者など、性質の異なる読み手が訪れます。誰に何を伝えるかを決めずに「あれもこれも」と並べると、結局誰にも刺さらない総花的なサイトになります。優先順位を決め、トップページの第一画面で「最も届けたい相手の課題」を直球で表現することが必要です。

商流や強みの整理から始める製造業向けの考え方は、製造業のホームページ制作で成功するためのポイントとコツでも詳しく解説しています。

製造業のブランディングで迷われたら、OKデザインへご相談ください

OKデザインは累計取引社数350社以上、プロジェクト400件以上の実績を持つ「企てる・つくる・広げる」一気通貫の伴走型クリエイティブです。製造業特化チームが、商流の整理から強みの言語化、Webサイト・写真・動画・採用ツールまでをワンストップで支援します。

▶ 製造業向け 無料相談はこちら(お問い合わせフォーム)

 

製造業ブランディングの進め方|5つのステップ


ここからは、製造業がブランディングに取り組む実務上の流れを5ステップで解説します。ロゴ刷新やWebリニューアルから入るのではなく、自社の中身を整理することから始めるのがポイントです。

ステップ1:自社の商流と立ち位置を整理する

最初にやるべきは、自社が業界の商流のどこに位置しているのかを言語化することです。誰から発注を受け、誰に納品し、最終ユーザーは誰なのか。直接取引と間接取引の比率、地域分布、業種分布なども含めて言語化します。

商流の整理は、ブランディングの土台です。ここが曖昧なまま見せ方の議論に入ると、後の工程すべてに歪みが残ります。

ステップ2:強み(らしさ)を言語化する

自社の強みを「QCDが優れている」よりも一段深く掘り下げる工程です。なぜその品質を実現できるのか、どんな人がどんな思想で仕事をしているのか、創業から続いてきた価値観は何か。社内の現場・経営層・営業・若手にもヒアリングし、共通して出てくるキーワードを拾い上げます。

ここで掘り出した「らしさ」が、その後のすべての発信の核になります。

ステップ3:誰に届けるかをターゲット軸で絞る

製造業のターゲットは「購買担当者」「設計技術者」「経営層」「求職者」の4方向に分かれ、それぞれ知りたい情報も評価軸も異なります。すべての相手に同時に効くメッセージは存在しないため、優先順位をつけてメインターゲットを定めます。

メインを決めるとともに、サブターゲットへの動線も設計しておくと、サイト全体の構造設計が一気にクリアになります。

ステップ4:コンセプト・タグライン・ビジュアルに落とし込む

商流・強み・ターゲットが揃って初めて、表現の工程に入ります。タグライン(ブランドメッセージ)・トーン&マナー・キービジュアル・配色・写真の世界観・コピーライティングの方向性などを、コンセプトに沿って統一していきます。

ここで重要なのは、「戦略がデザインに落ちきっているか」を最後まで検証することです。コンセプトには合意したのに、デザインの段階で別物になっているケースは少なくありません。

ステップ5:Webサイト・展示会・採用などタッチポイントで一貫させる

ブランドの強さは「どれだけ多くのタッチポイントで一貫しているか」で決まります。コーポレートサイト・採用サイト・製品サイト・パンフレット・展示会ブース・名刺・営業資料・SNS・YouTube・社内資料まで、すべてのタッチポイントを同じトーンで揃えていきます。

特にコーポレートサイトは、顧客・求職者・取引先すべてが訪れる最重要のタッチポイントです。ここがブランディングの中心になります。

BtoB企業がWebサイトのコンテンツで成果を出すための考え方は、BtoB企業様にオススメ!ホームページの効果をUPするコンテンツとは?もあわせてご参照ください。

 

ブランディングを支える具体施策|製造業の場合


5ステップを踏まえたうえで、具体施策に落とすときに押さえておきたい4つの領域を紹介します。

コーポレートサイト・製品サイトの設計

Webサイトはブランディングの中心施策です。トップページ第一画面で「何屋か・誰のための会社か」を明示し、技術紹介・実績紹介・代表メッセージ・採用情報までを一貫したトーンで設計します。BtoB製造業の場合は、購買担当者が比較検討するための情報(製品仕様・対応素材・設備一覧・品質管理体制など)を揃えておくと、商談化率が変わってきます。

製造業に特化したコーポレートサイト制作の支援内容は、製造業のコーポレートサイト制作にまとめています。コピー・写真・動画・デザインまで一貫対応します。

BtoB製造業の場合、技術紹介と並んで重要なのが「実績」と「お客様の声」によるブランドの裏付けです。設置のコツは、コーポレートサイトで実績・お客様の声ページを活用した信頼獲得法で詳しく解説しています。

写真・動画による技術力の可視化

製造業の技術力は、文字で説明するよりも写真・動画のほうが圧倒的に伝わります。工場の様子、加工工程、検査体制、職人の手元、設備のスケール感──こうした要素はオリジナル撮影でなければ表現できません。ストック素材や担当者撮影の写真で構成されたサイトは「どこにでもある製造業サイト」に見えてしまい、ブランディングの効果を大きく損ねます。

写真・動画でコーポレートサイトに差をつける考え方は、写真・動画で差がつくコーポレートサイトで詳しく解説しています。

SEO・コンテンツマーケティングとの連動

Webサイトを公開しても、検索で見つけられなければ存在していないのと同じです。技術キーワード・課題キーワード・業界キーワードで上位表示される状態を作り、自社の強みと検索意図を結びつけたコンテンツを継続的に発信する取り組みが必要です。これにより、「会ったことがない潜在顧客」に対してもブランドの認知が広がっていきます。

採用ブランディングへの展開

コーポレートブランディングが進むと、採用にも自然に波及していきます。「働きがい」「組織文化」「成長環境」「会社の未来像」を、求職者目線で再編集した採用サイトを別に持つことで、応募数と承諾率の両方が改善します。製造業は「現場が地味」「キャリアパスが見えにくい」という偏見を持たれやすいため、ここを情報発信で払拭することが特に重要です。

 

製造業ブランディングの費用相場と期間


ブランディングは支援範囲と成果物の量で費用が大きく変動するため、業界一律の相場として示すことが難しい領域です。ここでは目安として、OKデザインがこれまで手がけてきた製造業向け案件をベースに、施策別の費用感と、成果が出るまでの期間をまとめます。

施策別の費用感(目安)

  • コーポレートサイト制作:100〜300万円程度(ページ数・撮影・動画の有無で変動)
  • ブランド戦略設計(コンセプト・タグライン・トーン):50〜200万円程度
  • ロゴ・VI(ビジュアルアイデンティティ)開発:30〜150万円程度
  • 採用サイト制作:80〜250万円程度
  • 写真・動画制作:1日撮影で20〜80万円程度+編集費
  • SEO・コンテンツマーケティング運用:月額10〜50万円程度(コンテンツ本数で変動)

OKデザインの製造業特化サービスの料金プランは、料金についてにまとめています。

成果が出るまでの期間

ブランディングの効果は、短期で出るものと中長期で出るものに分かれます。Webサイトリニューアル直後の問い合わせ増・採用応募増は、数か月以内に変化が見えてくることが多い領域です。一方で、業界内での「想起される状態」や「指名で発注が入る状態」は、1〜3年単位で蓄積していく成果です。

継続的な情報発信とタッチポイントの一貫性を保つ運用体制があってはじめて、ブランドは積み上がっていきます。一度作って終わりではなく、育てていく前提で計画することが大切です。

 

製造業のブランディングを依頼する支援会社の選び方


ブランディングを社内だけで完結させるのは難易度が高く、多くの企業は外部の支援会社と組みます。製造業のブランディング支援を依頼する際に確認すべき3つの観点があります。

「らしさ」を引き出すヒアリング力があるか

ブランディングの成果は、初期のヒアリングの深さで決まると言っても過言ではありません。代表者の想い・現場の声・お客様からの評価・創業の経緯まで丁寧に引き出せる支援会社かどうかは、最初の打ち合わせで見極められます。テンプレートのヒアリングシートを埋めるだけで終わる会社では、製造業特有の商流や技術背景までは把握しきれません。

戦略から表現まで一気通貫で対応できるか

ブランド戦略を立てる会社、デザインだけする会社、Webだけ作る会社、写真だけ撮る会社、と工程ごとに分かれていると、「戦略がデザインに落ちきらない」「写真と文章のトーンがずれる」といった分断が起きやすくなります。戦略立案からコピーライティング、Webサイト、写真・動画、印刷物までを一気通貫で支援できる体制があると、ブランドの一貫性を担保しやすくなります。

製造業の商流・現場感を理解しているか

BtoCのファッションブランドや飲食ブランドが得意な会社と、製造業の商流・購買意思決定プロセスを理解している会社では、提案の質がまったく違います。過去にどんな業種を支援してきたか、製造業の事例を持っているか、商流や購買心理に踏み込んだ提案ができるかを、初回提案の段階で確認しておくとミスマッチを防げます。

OKデザインの製造業向けBtoBマーケティング支援については、製造業のBtoBマーケティングもご参照ください。SEO対策単体での支援は製造業のSEO対策にまとめています。

 

OKデザインが手がけた製造業ブランディング事例


ここでは、本記事の前半で紹介した3つのタイプ(コーポレート/技術/製品)に対応するかたちで、OKデザインが実際に手がけてきた製造業ブランディングの事例を4件紹介します。「ええやんメソッド」で事業・ブランド・顧客心理を整理したうえで、それぞれの会社で生まれた変化を要点でまとめます。

【コーポレートブランディング】株式会社共立産業|「鉄と共に立脚し未来を支える」

鉄鋼・金属関連の製造業として長年事業を営んできた共立産業様では、技術力が顧客から評価されていた一方で、「思いやり」「おせっかいなほどの顧客志向」という姿勢こそが本質的な強みでした。ここを言語化し、メインビジュアルとサイト構成に落とし込むリニューアルを実施。既存顧客がよく見ていた「銅建値」情報をトップ表示・一覧化することで、探させない導線も整えました。

  • 施策のポイント:「鉄と共に立脚し未来を支える」というブランドメッセージを設計
  • 結果:サイトリニューアルとDM施策の組み合わせで、売上は従来比約1.5倍に成長
  • 派生効果:全国・海外からも商談が届く「営業するホームページ」へ

詳細は事例ページの株式会社共立産業|鉄と共に立脚し未来を支えるコーポレートサイトをご覧ください。

【コーポレートブランディング】三浦金属株式会社|「We are / the brand」

金属リサイクルを手がける三浦金属様の事例は、製造業では両立が難しいとされる「信頼感」と「かっこよさ」を同時に表現したコーポレートブランディングです。社員・現場・経営者の声を丁寧にヒアリングしたうえで、ブランドのコアコンセプトを「We are / the brand」として設計し、トーン・写真・コピー全体に一貫した世界観を反映しました。

「自社のことを社員自身が誇りを持って語れるブランド」を作るという、インナーブランディングの観点でも参考になる事例です。

詳細は三浦金属株式会社|We are / the brandにまとめています。

【技術ブランディング】株式会社伊藤工業|動画・写真で技術力を可視化

愛知県津島市で建築金物の製造を手がける伊藤工業様の事例は、新工場の竣工タイミングを起点に、工場・設備・スタッフという「技術力の源泉」をビジュアルで可視化したコーポレート&技術ブランディングです。「新工場を建設するので、工場や設備を中心に会社情報や魅力を伝えたい」という相談から始まりました。

数か月にわたりタイムラプスカメラで新工場の建設過程を撮影し、竣工後にはドローン空撮と工場内撮影を実施。最新設備とスタッフの様子をトップページの映像として配置し、「NEXT」というキャッチコピーで成長し続ける企業の姿勢を表現しています。

詳細は事例ページの株式会社伊藤工業|動きとリアルで伝える建築金物メーカーをご覧ください。

【製品ブランディング】株式会社クレッセント|「カカトが踏めるビジネスシューズ」

大阪市で婦人靴の自社一貫生産を手がけてきたクレッセント様の事例は、「カカトが踏める機能性ビジネスシューズ Bizppa(ビズッパ)」という新規製品ブランドの立ち上げに伴走した製品ブランディングです。長年培ってきた婦人靴の開発ノウハウを、メンズビジネスシューズという新市場に展開する挑戦でした。

「働く男性のビジネスシーンや、新しい働き方であるテレワークでも活躍できる靴」というコンセプトを軸に、自社一貫生産・職人による完全ハンドメイドという製造工程の価値をブランドメッセージとして言語化。応援購入サービス「Makuake」では、第1弾で達成率491%、第2弾で1,261%、第3弾で2,104%(調達額約1,052万円)を記録するなど、複数回のプロジェクトで目標金額を大幅に上回る支援を集めました。

OEM・自社製造で培った技術を起点に、自社ブランド製品を立ち上げたい製造業にとって、参考にしやすい事例です。

詳細は株式会社クレッセント|カカトが踏めるビジネスシューズをご覧ください。

ここで紹介した4件以外にも、「『なんとかする』姿勢を体現したプリント基板メーカー」「『おせっかい』を強みに据えた化学・素材メーカー」など、製造業ならではのブランディング事例があります。詳しくはホームページ制作実績|製造業にまとめていますので、自社に近い業種や規模の事例をご確認ください。

 

製造業ブランディングに関するよくあるご質問


Q. 小規模な工場でもブランディングは必要ですか?

はい、むしろ小規模な工場ほどブランディングの恩恵を受けやすい傾向があります。大手と価格・量・設備で正面から競うのが難しい中小製造業こそ、「らしさ」と「想い」で選ばれる仕組みが効きます。ブランディングは予算規模よりも、自社の強みを言語化する真剣さで成果が決まります。

Q. OEM中心の事業でも効果はありますか?

あります。OEM中心であっても、発注元の購買担当者・設計者・経営者は「どの会社に任せたいか」を選んでいます。自社のブランドが認識されていれば、新規取引の打診、より上流工程からの参画、価格交渉力の改善といった効果が期待できます。さらに自社ブランド製品の立ち上げや、直接取引への移行を将来的に視野に入れる際にも、ブランディングの蓄積が後押しになります。

Q. ブランディングの効果はどのくらいで出ますか?

Webサイトリニューアル直後の問い合わせ・採用応募の変化は、数か月以内に見えてくることが多いです。一方、「業界内で第一想起される状態」「指名で受注が入る状態」は、1〜3年単位で蓄積していく成果です。短期と中長期の両方を見据えた計画を立てることをおすすめします。

Q. 何から始めればよいですか?

最初の一歩としておすすめなのは、現状の課題を言語化することです。Webサイトを公開している場合は、商流・強み・ターゲットが伝わる状態になっているかをチェックしてみてください。言語化に行き詰まったら、外部の支援会社による無料分析・無料相談を活用するのも選択肢です。

ここで挙げた以外の質問は、よくあるご質問にもまとめていますので、あわせてご参照ください

 

まとめ|製造業のブランディングは「価値の見える化」から始まる


製造業のブランディングは、ロゴや見た目を変えることではありません。自社が業界の商流のどこに立ち、どんな価値を、誰に届けているのか。その本質を言葉とビジュアルに置き換え、すべてのタッチポイントで一貫して発信し続ける取り組みです。

「2025年版ものづくり白書」が示すとおり、製造業はいま人手不足・GX・経済安全保障・DXという複合的な課題に直面しています。価格・スペックだけで戦う構造から抜け出し、価値で選ばれる会社へ移行するには、ブランディングを経営課題のひとつとして捉える視点が欠かせません。

OKデザインは、累計取引社数350社以上・プロジェクト400件以上の実績のなかで、製造業のブランディング支援に継続的に取り組んできました。事業・ブランド・顧客心理を整理する独自の「ええやんメソッド」をベースに、商流の整理から強みの言語化、Webサイト・写真・動画・採用ツールまでを一気通貫で支援します。最適チーム編成のもと、戦略を描く人・言葉を紡ぐ人・形にする人が連携し、「らしさ」を確かなかたちへと導きます。

製造業のブランディング・ホームページ制作のご相談は、OKデザインへ

「QCDだけでは差別化が難しくなってきた」「OEMから自社ブランドに広げたい」「採用に効くコーポレートサイトを作り直したい」──そうした製造業の経営課題に、OKデザインの製造業特化チームが伴走します。商流の整理から、Webサイト・写真・動画・採用ツールの公開後運用まで一気通貫でお任せください。

▶ 製造業向け 無料相談はこちら(お問い合わせフォーム)

▶ 製造業向け お役立ち資料のダウンロード

製造業のWeb支援イメージ

技術だけでは、選ばれない。
あとは、伝え方だ。

ホームページはあるのに問い合わせが来ない。価格で比較されてしまう。
その原因を整理し、具体的な改善案までご提案します。

無料相談

現状の課題や改善案をご提案。まずはお気軽にご相談ください。

無料相談する

電話でのお問い合わせ

平日 10:00〜18:00 受付

06-6809-4190

資料ダウンロード

製造業Web・DX支援のお役立ち資料を無料で配布しています。

資料をダウンロード
お問い合わせ
電話する